今年もお盆期間を中心に全国各地で交通事故が多発した。福島県では17日から26日までの日程で「交通死亡事故多発警報」を発令し、県内全域で警戒を強めている▼いわき市内でも16日、鹿島と赤井で交通死亡事故が相次ぎ、残念ながら26歳と80歳の男性2人が亡くなる痛ましい事故が起きてしまった。これ以外にも、市内では死傷者こそ出ないものの、小さな物損事故や重大事故につながりかねない飲酒運転などの悪質な交通違反者は後を絶たない▼当たり前だが、交通事故はだれもが避けたいと強く願っている。それなのに起きてしまうのが交通事故。事故をゼロにすることは難しいが、歩行者、ドライバー1人1人が運転マナーと交通ルールを守ることで、重大事故が起きる要素をいくらかでも軽減ができるはずだ▼ちょっとした不注意が大きな悲劇を生むのが、車社会と言われる現代。あらためて交通安全教育の徹底と、市民1人1人の交通モラルの向上を願いたい。