先日、菊日和の青い空に誘われ、久々にバイクに乗ってきた。目指すは檜原湖▼いわきは、心地よい陽気でも、季節は晩秋、小野インターを過ぎたあたりから一気に体感温度が下がってくる。磐梯熱海インターで降りて、裏磐梯に入るのがお決まりのルート。途中、色付いた葉がちらほらと宙に舞う絶景を全身で感じ目的地を目指す。標高が上がるにつれ、ピンと張り詰めた冷たい空気が顔を刺し、周りの木々も葉を落とし、一気に冬の様相になってきた。磐梯山もうっすらと雪化粧している▼檜原湖には、ボートを浮かべ釣りを楽しむ人の姿が多く見られたが、紅葉とスキーシーズンの端境期からか、観光客の姿はあまり見られない。ただ、夏に来た時も同じ状況だったような気がする▼風評被害が影響しているのかもしれないが、レストランや、観光施設など、観光インフラの整備が遅れているのも事実。福島の誇る観光資源を発展させることを真剣に考える必要があるだろう。