仕事や学業に身が入らないばかりか、疲れやすく毎日がだるい。朝も寝起きが悪くやる気が起こらない▼「五月病」。今は6月ですよ…。いやいや最近は6月に入ってから五月病同様の症状を訴える人が増えているとか。五月病とは、新年度で進学や入社、転勤、転職などで新しい生活を始めた人が、それまで持続してきた緊張の糸が5月の大型連休で途切れ、精神的に落ち込んでしまう▼これに対し「六月病」は研修も終え、各部署に配属されて実際の業務に携わる6月ごろに、五月病的な症状が出ることから「六月病」と呼ばれる。一般的には仕事、学校に慣れるに従って症状は改善されるのだが、人によっては体調を崩し、場合によっては自ら死を選ぶ人もいるだけに楽観視はできない▼何でもない人でも気がめいる梅雨の時期に入る6月。仕事とプライベートをうまく使い分け、適度な運動を心掛け、ストレスとうまく付き合うことが防止策へとつながる。