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片隅抄

2018.01.24

今年に入り高齢者の死亡事故や火災が相次ぎ、あらためて安全への意識を強くした▼交通死亡事故は年々減少しているが、高齢者に限っては、依然高水準にある。高齢者が事故に巻き込まれるケースで一番多いのが、自分はまだ若いという変な思い込み。加齢はだれにでもある。反応や動作が衰えている自覚がない状態で車を運転したり、無理な道路横断をして事故に遭ってしまうのだ。慎重な運転や歩行を心掛けることで防げる事故もあるはず▼もう一つ心配なのが火災。今月8日には小川町で高齢者が住む住宅が全焼する火事があった。今年は例年になく寒い日が続き、ストーブなど火を使う暖房機器の出番が増える。高齢者は若い人に比べて火災に気づきにくかったり、逃げ遅れることが少なくない。焼死者を減らすためには、高齢者への防火教育の徹底が重要になってくる▼新しい年が始まったばかり、交通安全や防火を意識し、今年一年無事に過ごしたいものだ。

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