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片隅抄

2019.02.21

プロ野球もキャンプインし、シーズンに向けて実戦モードに入ってきた。春の選抜大会も来月に控え、ファンにとっては球春到来、待ち遠しい時期となった。そんな中、高校野球に関して興味深い動きがあった▼投手の球数制限に関しての事だ。新潟県が県内の公式戦に限り、投手の球数制限を設けると発表、それに対して、足並みを揃えてほしいと高野連が申し入れをしたというもの▼選手の健康を考えれば当然のこと。以前から議論されてきた問題ではあるが、一向に進展しない高野連の対応に、一石を投じる意味もあったかもしれない▼少子化に伴い、部員確保が難しくなっている昨今、球数制限を設けることにより、私立の強豪校との格差が広がっていくという高野連の懸念も理解できる。将来ある高校生だけに健康は最優先されなくてはいけない。夏の大会のみナイトゲームにするとか、古い高野連の体質に思い切ってメスを入れるような改革が必要だ。

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