先日、所用で外出した際、1羽のキジを見かけた。通称鹿島街道沿いから左に折れた原っぱだった。周囲には民家もあり、田園地帯でもない。こちらの様子を感じているのだろうが、逃げる気配はなかった▼以前、勿来町のある工場敷地内でも見たことがある。環境保護をうたう会社だけに、手つかずのまま木々が生い茂る広い空き地で確認した。日常、目にする機会がないせいか不思議な気分になった▼けさ、市民の方から1頭のニホンカモシカを見た、と電話があった。場所は、国道289号の田人町南大平地内という。土地勘があるので大体のシチュエーションが頭に浮かんだ。特別天然記念物の動物がなぜここにと、不思議がる電話の主▼残念ながら存在を裏付ける写真がないため、話を聞くだけにとどめた。日光市などでは、木肌を食いつくし枯れ木にしてしまうことで、厄介がられてもいる。本物とすれば、どのルートで入ってきたのだろうかと考えた。