新型コロナウイルス関連による沈滞ムードが漂う中、大型連休も終わった。例年なら行楽地に足を運ぶ人たち、各地での催しなど、にぎやかな光景が伝えられたのだが今年はその様子もない▼こちらは、家でだらだらとやり過ごした。テレビやDVD、再生可能なビデオテープを引っ張り出し視聴したのだが、面白くない。かえって再放送された「JIN」をじっくり見た。現代の脳外科医が幕末にタイムスリップし、人助けをする物語▼ 放送当時、初回から見てないため理解できなかったが、今回その謎も解けた。さらに放送局側の意図があるかのように、「コロリ」と称した当時の疫病に立ち向かう医師の姿が描かれていた。感染者の早急な隔離、嘔吐(おうと)などによる脱水症状に対応する補給水の製造など▼時代は移り、科学技術などが発達した現代においても、感染症の制圧は出来ていない。新薬開発の朗報もあるが、最低限の我慢もしなければならない時だ。