先日、小学5年生40人が職場訪問に弊社を訪れた。以前は訪問時間が締め切りの一番忙しい時間と重なり断ることが多かったが、ここ数年は積極的に受け入れている▼職場訪問は社会科学習の一環として行われ、そこで働く人から話しを聞き、短い時間ながらも実際に仕事を体験することで、働くことの大切さを学ぶ狙いがある。当日は、子どもたちが新聞制作の過程の見学も兼ねて行われた▼見学に先立って子どもたちからさまざまな質問を受けた。「仕事をしていて楽しいですか」。子どもにすればたわいない質問なのだろうが、正直、どう答えていいか悩んでしまった。どんな仕事でも報酬を得る仕事とは大変で厳しいものと思うからだ▼地方は働き口が少ないと言われる半面、雇う側からは、今の子どもはちょっと仕事がきついとすぐ辞めてしまうと。子どもの時から職業・勤労観を学ぶことは大切なことだが、併せて仕事の厳しさも学んでほしいものだ。