2021.2.6

山下泰裕63歳、ＪＯＣ（日本オリンピック委員会）会長。橋本聖子56歳、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣。室伏広治46歳、スポーツ庁長官▼森喜朗86歳、東京オリ・パラ大会組織委員長。度重なる失言により新型コロナの感染拡大でただでさえ開催が危ぶまれている東京五輪にとんだケチをつけた▼山下会長は全盛期だった80年モスクワ五輪を政治的判断でボイコットされた苦い経験がある。橋本大臣は冬季・夏季合わせて７大会出場とまさに五輪の申し子。外国選手のドーピング違反に翻弄された室伏長官は金、銅メダリストであると同時に選手の競技力向上や被災地支援などに取り組んできた▼森さんの『老害』ばかり目立つ。しかしだ。まさに働き盛り、置かれている責任ある立場も実績も十分な３人の声が聞こえてこないのは、オトナの世界のつまらぬしがらみに縛られているせいか。あなたたちが声を上げ、先頭に立って動かないでどうする、と思う。