テレビのニュースで渋谷の交差点が映し出され、信号待ちをしている人たちの姿を見て気になった▼多くの人がスマートフォンを操作している。信号が青になり横断歩道を渡り始めても、スマホの画面から顔を上げようとはしない。いわゆる「歩きスマホ」である。歩きながらスマホを操作すると、前が見えず人とぶつかったりして危ない▼中には、自転車やバイク、車を運転しながらスマホをいじる人もいて、社会問題にもなった。その後、度重なる注意喚起に道交法も改正され罰則が設けられたが、数は少なくなったもののなくなってはいない。今でも町を歩いていると時折見かける▼信号待ちだから、大丈夫などとは考えないでほしい。信号待ちをしていた幼稚園児の集団に車が突っ込む時代。自分は歩きスマホは絶対にしないので安心です。ただ、災難は思わぬ形で突然にやってくる。信号待ちだろうが顔を上げ前を向いて。注意することに越したことはない。
