昨年末から新年にかけて、記憶にない寒波に見舞われている。低温に加え、昼夜問わず強風が吹き荒れたことから、外出する気力は消え失せ、休みの間はこたつで丸くなっていた▼異常乾燥の影響だろうか、火災も多い。3日午前11時ごろ、平の街なかで住宅が燃えているとの報を受け、急ぎ取材に駆け付けた。旧社屋の近くのため建物は見慣れているが、噴き出した煙は折からの強風にあおられ、あたり一面を覆いつくした▼こちらも写真撮りのため、裏から表からと現場付近を走り回ったが、煙のすごさに目も開けられない状態だった。幸い犠牲者、類焼はなかったにせよ新年早々から火事の恐ろしさを再認識した▼新型コロナウイルス感染症の影響で昨年中止された市消防出初式が8日、アリオスで行われる。さらに翌9日は、成人式と行事が続く。昨年10月中旬から市内陽性者なしが続いてきたが、ここ数日で更新が途絶えた。第6波の兆しがひたひたと迫っている。