東日本大震災から11年、新たな鎮魂の祈りを断ち切るような揺れだった。16日午後11時半過ぎ、県沖を震源とする強い地震が発生。福島、宮城両県に死傷者を出し、幹線道路や鉄道網を大きく乱した▼その夜、いつものようにテレビを点けながらうつらうつらしていたところ、振動を感じた。次第に強くなり右往左往している間に次の「ゴゴゴッ」とする衝撃がきた。室内の物がはじけ飛び、驚きが恐怖に変わった▼思わず窓を開け、周囲をうかがったが、長引いたまん延防止措置の影響のせいか、街なかは暗く静まり返っていた。少し落ち着き、テレビで情報を得ると津波注意報が出され、緊張が高まった▼くしくも時間帯、揺れの強さなど昨年2月13日午後11時8分ごろ、いわき地方を襲った震度5強の地震を再び体感したことになった。当時、気象庁は大震災の余震と考えられると発表。今回は1週間程度の発生に注意を呼び掛けている。まだまだ油断ならない。
東日本大震災から11年、新たな鎮魂の祈りを断ち切るような揺れだった。16日午後11時半過ぎ、県沖を震源とする強い地震が発生。福島、宮城両県に死傷者を出し、幹線道路や鉄道網を大きく乱した▼その夜、いつものようにテレビを点けながらうつらうつらしていたところ、振動を感じた。次第に強くなり右往左往している間に次の「ゴゴゴッ」とする衝撃がきた。室内の物がはじけ飛び、驚きが恐怖に変わった▼思わず窓を開け、周囲をうかがったが、長引いたまん延防止措置の影響のせいか、街なかは暗く静まり返っていた。少し落ち着き、テレビで情報を得ると津波注意報が出され、緊張が高まった▼くしくも時間帯、揺れの強さなど昨年2月13日午後11時8分ごろ、いわき地方を襲った震度5強の地震を再び体感したことになった。当時、気象庁は大震災の余震と考えられると発表。今回は1週間程度の発生に注意を呼び掛けている。まだまだ油断ならない。