4月は出会いの時期。新型コロナ感染拡大前なら、歓迎会続きで連日二日酔いの日々を送っていた▼世界中で新型コロナの感染が確認されてからは、人との接触機会を減らすことが求められ、会議や集会、人が大勢集まるイベントは原則中止、または人数を制限して行われた。ここにきて感染者の高止まりが続き、イベントや飲食店に対する規制もずいぶんと緩和されてきた▼先月、市内に出されていたまん延防止が解除され、飲食店にも少しづつだが利用者が戻っては来ているが、以前ほどのにぎわいからは程遠く、飲食店主からは悲痛の叫びが聞かれる。知人の店も先日、閉店した。「コロナがなければ」と、悔しさをにじませていた▼いわきはコロナ禍に加え、台風、地震被害と自然災害が続き、3重苦に苦しむ市民が少なくない。行政にはこれまで以上の経済支援をお願いしたい。地域経済を考えると外飲みも始めたいところだが、感染が気になり迷ってしまう。