貴重な日本刀などが展示された「刀剣鑑賞展2023」が12日まで、県立いわき公園内の市暮らしの伝承郷で開かれている。日本美術刀剣保存協会いわき支部の主催、いわき民報社などの後援。
同協会いわき支部では、いわき地方ゆかりの日本刀や、地元に所蔵されている刀剣の記録を残すプロジェクトを展開しており、多くの人に理解を深めてもらおうと、観賞会を企画した。
会場には、鎌倉時代から現代までさまざまな刀や脇差し、太刀、軍刀約100点が飾られている。また刀剣の取り扱いの相談にも応じており、郡山市出身で、近代の刀工として名高い塚本一貫斎起正(1915~1960)が手がけた刀が持ち寄られ、関係者からは感嘆の声が上がった。
塚本一貫斎起正は、戦前の現代刀匠番付で東の張出横綱に位置し、その覇気のある姿に、訪れた人も思わず見とれていた。
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