■明治安田生命J2リーグ第1節 いわきFC2―3藤枝MYFC(18日、いわきグリーン)
<いわきFC開幕戦 記事より>
J3の後期では主に、後半の攻撃の活性化に貢献し、公式戦では昨年7月以来、久しぶりの先発出場を果たしたFW谷村海那(24)。結果は2―3の惜敗に終わったが、「0―3で終わらなかったことは、チームのこれからにつながると思っている」と次戦に向けて、気持ちを切り替える。
アグレッシブなプレーで、貪欲にゴールを狙う姿勢は90分間途切れることはなく、後半はDF嵯峨理久(24)の初得点をゴール前のクロスでアシストし、自身もMF永井颯太(23)のクロスを力強く押し込むなど2得点に貢献した。
しかし「決めきれた部分で、決めきることがでできなかった」と反省の言葉を口にする。試合中には、前後半ともゴールまであと一歩のところで、悔しさをにじませる場面も見受けられた。
チームとしては、前半は全員でプレスをかけられず、1人が突出する状況ができるなど、連携力に課題が残る結果となった。後半は昨季の主力選手への交代も手伝って、いわきFC〝らしさ〟が繰り広げられた。
谷村は「前半から、あのようにプレーができていれば」ともどかしさを見せつつも、新人選手の練度が増せば、さらに〝らしさ〟を発揮できる展開も、十分に期待できると将来を見据える。
次は水戸ホーリーホック(茨城)とアウェーで。今節はJ2降格組の清水エスパルス(静岡)をスコアレスドローに持ち込んだ。「悔しい気持ちはあるが、勝つためにも努力を積み重ねないといけない」と、立ち止まらない決意を力強く示した。
いわきFC