梅雨入りしてからはどんよりとした空が広がり、曇りや雨の日が多い▼上空に寒気が流れ込むと急な雷雨に見舞われることがある。梅雨も後半に入るとまとまった雨が降り、夏からは台風も増え災害の恐れがある時期が続く。先日も台風が梅雨前線を刺激し、沖縄、九州では大雨となった。被害が広がり今も復旧作業が続けられている▼台風というと4年前の東日本台風が思い出される。関東地方を襲った台風は強い勢力を保ったまま北上を続け、いわきを直撃。平窪、赤井、好間などを中心に甚大な被害をもたらした。複数の河川が氾濫し多くの家屋が床上、床下浸水をした。災害は時と場所を選ばない。台風シーズンを前に備えだけはしっかりとしておきたい▼注意するのは災害ばかりではない。雨の時期は交通事故が多発する。歩行者は傘で視界が遮られ、車の存在に気づくのが遅れ、事故に遭う確率が高まる。この時期はいつも以上に安全意識を強く持ちたい。