Jヴィレッジのセンターハウス1階に、1996(平成8)年の開所から23年間を振り返る写真や年表、日本代表選手たちのサインが入ったユニホームが飾られている▼その中に特段、思い入れの強い写真がある。元東電女子サッカー部「マリーゼ」の集合写真だ。サポーターを背に凛とした表情を浮かべる選手たち。本市出身の親族が所属していた縁もあり、鮫島彩、丸山桂里奈が〝なでしこ〟に選ばれ、震災の年に開かれたW杯を制したときは、心の底から感激した▼平出身の千葉玲海菜が、20日に豪州&新で開幕するサッカー女子W杯に挑む。本市出身の選手がW杯メンバーに選ばれるのは初の快挙だ。ただ、所属チームのある千葉市では応援の機運が高まっているというのに、肝心の本市では動きが静かすぎるのが腑に落ちない▼役所に横断幕を掲出する、各所でパブリックビューイングを行う。サッカーのまちを標ぼうしていくのなら、「22」の応援もしてほしい。