昨夜はひっきりなしに鳴るスマホの警報音を聞きながら、2019年10月に起きた台風19号による大水害を思い返していた▼テレビでは、赤く細長い線状降水帯が千葉から茨城、福島とじわじわ北上する様子が報じられ、やがて浜通り地方がすっぽり赤く覆われた。4年前は川の氾濫による被害が甚大で、それをきっかけに夏井川や新川など各河川で氾濫を防ぐ工事が行われてきた▼その効果があって今回の被害で済んだのであればいいが、内郷の宮川や勿来地区など複数の河川で被害が出たことは秋の台風シーズンを前に対策が急がれるだろう▼テレビや新聞で報じられるような大きな被害ではなくても、身の回りで小さながけ崩れがあったり、農業用水があふれたり、道路と側溝の見分けがつかなかったりという注意信号がともった所もあるはずだ。わが家では裏山の一部が崩れた。放っておいて雑草や雑木がはびこったままだった。普段からの手入れが必要なのだろう。