平字古鍛冶町の菩提院は21日、霜村真康住職(47)の晋山式を開いた。晋山式は新たに住職に就いた僧侶が、入山する儀式として実施されるが、最近では珍しいという。
菩提院は1599年、袋中上人(1552~1639)によって開山された。袋中上人はいまの常磐西郷町の生まれで、琉球(現・沖縄県)に浄土宗を布教したことで知られている。霜村住職は第34世となる。
晋山式にあたって、平の本町通りでは「お練り行列」が行われた。平字三町目から一町目にかけての約350mで、じゃんがら念仏踊りや稚児行列、総代ら関係者とともに、霜村住職が沿道にお披露目された。
霜村住職は「まだまだ未熟ではありますが、菩提院を次の世代にバトンタッチできるよう、頑張っていきたい」と語った。
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