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9月豪雨 浸水被害の宮小が元の校舎で再開「たくさんの支援に応えよう」
9月の台風13号に関連した記録的大雨に伴い、校舎が浸水被害を受けた宮小(遠藤謙一校長、児童数58人)は27日、内郷宮町の元の校舎で授業を再開した。宮小は9月8日の豪雨によって、校舎近くの宮川があふれたほか、学校周辺で内水氾濫も生じたとみられ、1階部分の廊下や教室に約60cmの浸水被害を受けた。
勉強道具も泥水につかってしまい、豪雨で被災した市内の学校で、最後まで休校を余儀なくされたが、9月19日から約800m離れた内郷二中を間借りし、授業を進めてきた。並行して消毒や床の張り替えといった復旧作業が行われ、25日には児童の机やいすが運び込まれ、元の校舎に戻ることができた。
子どもたちは80日ぶりに通いなれた宮小の校門をくぐると、自然と笑顔があふれていた。昇降口には綴小や長倉小から寄せられた激励の言葉や、一緒に学校生活を送った内郷二中の生徒による応援のメッセージも飾られていた。
体育館については床の乾燥後、さらに補修工事が実施されており、使用は来年1月下旬ごろを見込んでいる。遠藤校長は子どもたちに向けて、「きょうに至るまで、たくさんの方の支援があった。それに応えるために、しっかりと登校し、一日一日を大切に過ごしてほしい」と呼びかけた。