市は19日、公共交通の利用回復を図るため、新たに市内の路線バス、タクシーで使える「プレミアム付き乗車回数券」が発行されると発表した。発行に必要な経費の一部を補助するため、関連費を一般会計補正予算案に盛り込み、21日の市議会12月定例会に追加提案する。予算成立が前提となるが、早ければ来年1月から販売される。
プレミアム付き乗車回数券は、昨年11月に続いて2度目の取り組み。物価高騰によって、影響を受けている公共交通事業者の経営安定を狙いとしている。路線バスはプレミアム2400円(3千円分で5400円)、タクシーは同2500円(5千円分で7500円)。いずれも1万部発行する。
ただ路線バスに関しては、運行する新常磐交通が地域連携ICカードの導入を計画し、交通系ICカード「Suica(スイカ)」などが使用できようになるため、発行形態は市と同社で検討するという。
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