地元のにぎわい創出に活動する有志団体「江名シングルアッププロジェクト」(代表・戸田寛幸江名区副区長)主催の「第3回江名みなと花火大会」が25日、江名港で開かれた。
花火大会は、1952(昭和27)年まで催されていた伝統行事。その後は中断していたが、同プロジェクトが先人の供養と鎮魂、地域振興などを目的に、東日本大震災から10年の節目を迎えた2021(令和3)年に復活した。当初、夏に予定されていたが、コロナ禍の影響で冬に延期され、毎年江名のクリスマス恒例の行事となっている。
会場の江名港では、須賀川市の花火製造・糸井火工が作ったスターマインなどの花火約200発が次々に打ち上げられ、訪れた約600人の市民らは歓声を上げながら、色とりどりに冬の夜空を彩る花火を見つめていた。
江名区では来年以降の継続開催を目指し、寄付や協賛金の協力を呼び掛けている。戸田代表は「事故もなく多くの人が来てくれたことをうれしく思う。次回はどんな形式となるが分からないが、江名を盛り上げるイベントとして続いてほしい」と話した。
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