あす4日は、二十四節季のひとつで春のはじまりとされる「立春」。いわき地方では週半ばまでの陽気から一転、1日は冷たく強い風が吹き荒れたが、きのう、きょうは寒さもいったん和ぎ穏やかな天気となった。
三和町下三坂地区の「福寿草(フクジュソウ)の里」では、〝福〟と〝春〟を招く福寿草が咲き誇り、住民たちの心を和ませている。同里では複数の個人宅がそれぞれ自生する株を管理しており、開花のうわさを聞き付け、春の訪れをひと目見ようと、地域外から訪れる老夫婦などの姿がちらほらと。
市三和支所によると、今年は温暖化の影響か例年より若干早く、1月半ばから少しづつ開花が始まった。今月に入り黄色い可憐な花は次第に数を増やし、今月いっぱいは見ごろが続きそうだ。
福島地方気象台によると、3日は午後1時までの最高気温が9・6度で、2月下旬並みまで上がっている。ただ週明けの5日には、浜通りに雪の予報が出ており、いわき地方でも積雪に注意が求められる。春はしばらくおあずけになりそうだ。
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