スポーツ界では今、今年7月に開幕するパリ五輪の代表の座を巡って選手たちの熾烈な争いが繰り広げられている▼先日は卓球女子シングルス代表の座最後の1枠を平野美宇が手にした。平野はリオ大会落選から8年越しで念願だったシングルスに出場できることになった▼平野……というより美宇ちゃんと呼ぶ方がしっくりくる。福原愛と同様、テレビの画面を通じて幼かったころから身内のように成長を見守ってきたので我がことのようにうれしい▼もう1人、大事な〝身内〟が頑張っている。バドミントン女子シングルスで初の五輪を目指す大堀彩だ。本紙元日号で紹介したように、大堀は小学校時代をいわきで過ごした。小学2年生のとき取材したこともあって彼女の活躍を見守ってきた。選考ポイントに直結するワールドツアーで大堀は今年に入って不振が続いたが、4大会目で優勝を飾った。それもライバル奥原希望を破って。彩ちゃん、頑張れ!と願うばかりだ。