南東北大学野球連盟の2024年度春季リーグ第5週第1日は11日、ヨークいわきスタジアムで3試合が行われ、第1試合では優勝に王手をかけていた東日本国際大が石巻専修大を延長十回サヨナラで下し、通算38回目のリーグ優勝を、同連盟新記録の春秋6連覇で飾った。
優勝した東日本国際大は6月10日から、東京・明治神宮野球場などで開かれる第73回全日本大学野球選手権大会に同連盟代表として、3大会連続17回目の出場を果たした。
◇第5週・第1試合
石巻専修大
0000001100 2
2000000001 3
東日本国際大
(石)那須―鈴木、佐藤啓
(東)藤井―三井
延長十回タイブレークまでもつれ込んだ東日本国際大の優勝がかかった熱戦の幕切れは、呆気ないものだった。無死一・二塁から始まった国際大十回裏の攻撃は、重盗と四球で2死満塁とチャンスを広げた。ここで八番の亀谷晋之介(1年)が死球を受け、サヨナラ勝ちした。
この試合、国際大は初回にスクイズと四球押し出しで2点を先制。投げては前の週まで4勝0敗、失点わずか1の藤井優矢(4年)が五回まで無安打8奪三振と気迫のある好投を見せたが、終盤に相手の粘りに遭って追いつかれた。
(写真:リーグ優勝と全日本出場を決めた東日本国際大)