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片隅抄

2024.06.22

夏の甲子園出場をかけた福島大会(7月12日開幕)まであと20日。25日には組み合わせ抽選会がある▼今年は県営あづま球場をメインに、白河グリーン、ヨークいわき、あいづとおなじみの球場が熱戦の舞台となるが、もう1カ所、平成13年の第83回大会以来23年ぶりに須賀川市の牡丹台球場も使用される▼その年は聖光学院が初めて福島の夏を制した大会で、今は高校球界から姿を消して久しい勿来がその聖光と準決勝で2―5の接戦を演じた年でもあった。磐城も同じ準決勝で日大東北に0―1で惜敗している▼牡丹台が開催球場の1つとなった平成7年の第77回大会では、磐城がノーシードから7回目の優勝を果たしている。やはり牡丹台も会場だった平成4年の第74回大会は、第1シード湯本がただ1度の決勝進出を決めた(1―5郡山)年でもあった。日東紡、信夫ケ丘、押切川、飯坂、熱海、浅貝もかつて使用された。牡丹台がいわき勢に幸運をもたらしますように。

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