サッカー・明治安田J2リーグの第19節として、いわきFCは26日、アウェーのトランスコスモススタジアム長崎(長崎県諫早市)に乗り込み、2位のV・ファーレン長崎と対戦したが、徹底した戦術を貫く長崎に根負けして1―3で敗れた。
通算成績は8勝7分け6敗の勝ち点31。順位は変わらず20チーム中8位。次戦は29日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきで、2位横浜FCを迎え撃つ。キックオフは午後6時。
今節は長崎がルヴァンカップを勝ち上がった影響で、延期となっていた。長崎は単独首位、いわきにとってもJ1昇格プレーオフ圏内の6位を懸けた重要な一戦だったが、18戦負けなしと勢いのある長崎に押し切られ、3失点を許す悔しい結果となった。
スコアレスで迎えた後半4分、敵陣からのロングパスで左のスペースを突かれ、フリーの選手にクロスがつながり先制点を献上。12分にはまたも敵陣奥からのロングパスで守備の裏を狙われ、GK立川小太郎(27)と1対1に。前半は同様の場面をことごとく防いだが、再現とはならず2点目を奪われた。
このままでは終われないいわき。21分に敵陣右からDF五十嵐聖己(22)がファーサイドに大きくクロスを上げ、MF山口大輝(26)が折り返し、オーバーラップしたDF大森理生(21)が冷静に頭で押し込んで1点を返した。大森はJ2通算50試合目で自ら得点。追い上げムードを作ったが、後が続かずに39分には中央をワンツーで突破され、ダメ押しの3点目を奪われた。
(写真:冷静に得点を決めた大森 Photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images)
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