先生が糖尿病を患い入院されました。いつまでも無理が効くとは思ってはいけません。ご自愛くださいませ▼朝のルーティンでメールをチェックしていたところ、友人からの報告に目を疑った。倒れたのは長くご活躍されてきた本市ゆかりの著名な文化人で、我々アラフィフ世代の星とも言うべき存在。震災後の本市への貢献度は大きく、病とは全く縁のない方だと思っていただけに大変衝撃を受けた▼大河ドラマ「光る君へ」で注目を集める藤原道長は晩年、美食の限りを尽くして肥満に。周りも盛んに貫禄が出てきたと褒めたため、不摂生をあらためることなく命を縮めた。手元の愛読書には「飽食の果てに６３歳で黄泉の国へ去っていった」とある▼ただ先生は何事にもストイックで人一倍健康に気をつけているように見えただけに、糖尿病を患ったことに心底驚いた。聞けば休みが少なく睡眠を削っていた、と。抄子もいつまでも無理できる年ではない、ということだ。
