頭と指先を使って楽しく脳トレを――。NPO法人健康まあじゃん・いわき(津田幸一代表)が提供する、〝酒を飲まない〟〝タバコを吸わない〟〝金を賭けない〟の3ナイ運動を掲げた対局者同士で和気あいあいと楽しめる「健康まあじゃん」が、高齢者を中心に静かなブームを巻き起こしている。
同法人は、津田代表が経営する雀荘「ドラえポン」(平字堂ノ前)を会場に開催したところ、<1>脳をずっと使い続ける<2>手、指をよく使う<3>相手と会話し観察する――ことなどから、高齢者の認知症予防に効果があるとされるほか、健康づくり、仲間づくり、生きがいづくりに期待が持てるとして、口コミなどで魅力が広まった。
いまの会員数は100人ほどで、そのうち30人が女性。平均年齢は78歳。ストレス発散や脳トレ、健康のため参加する会員が大半を占めるが、昇級のための大会(累計獲得点数により昇級、降格を行う)も行われていることから、昇格への競争心から毎回、競技性の高い勝負も繰り広げられているという。
津田代表は「麻雀は敷居が高く難しいイメージがあるが、麻雀の基本でもある中国語での牌(パイ)読みを日本語に。点数も早見表を使うことで簡単に計算できるようにしているので、気軽に参加してほしい」と参加を呼び掛けている。
18才以上であれば誰でも参加でき、2つのコースから選べる。申し込み方法などの問い合わせは、同法人=電話070(2435)2020=まで。
コースの詳細は次の通り。
◇Aコース▽内容=点数計算ができなくても気軽に参加できる▽開催日=毎週水、木、日曜日の午前9時から正午まで▽料金=1回・1100円(税込み)
◇Bコース(全8回)▽内容=初心者や麻雀からしばらく離れていた人が対象。先着15名限定で、レッスンプロが教える▽開催日=第2、4週の土曜日午前9~11時▽料金=教材込みで2000円(税込み)
(写真:健康まあじゃんを楽しむ参加者たち)
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