夏の甲子園大会はきょう17日で3回戦が終了し、ベスト8が決まった▼午後1時現在では前日の東海大相模、関東一、青森山田、滋賀学園に続き、智辯学園、京都国際の6校が準々決勝進出を決め、午後の試合で岡山学芸館―神村学園、早稲田実―大社が残る2つの枠を争う▼12校が出場した県立校は大健闘した石橋が前日姿を消し、残るは32年ぶり出場の島根・大社1校だけとなった。相手が全国制覇を狙う早実だけにどんな試合展開になるのだろう▼しかし私学であっても大阪桐蔭が新興の小松大谷に完敗したり、今春センバツの優勝校・健大高崎、準優勝校・報徳学園が早々と姿を消し、中京台中京、智辯和歌山、広陵、明徳義塾といった名門校も苦戦を強いられた。指導者や私学の中でも有力選手が全国にばらけているのではないか。カリスマ指導者が引退したあとに求心力を失って凋落する学校もある。県立で私学を倒し甲子園を目指す! そんな流れはくるのか。