明治安田J2リーグの第27節として、7位のいわきFCは17日、アウェーのフクダ電子アリーナ(千葉市)で、8位のジェフユナイテッド千葉と対戦し、3-0で勝利した。
通算成績は12勝7分け8敗の勝ち点43。順位は前節と同じ20チーム中7位に付けているが、目標のJ1昇格プレーオフ圏内(6位以内)に向け、5位のファジアーノ岡山、6位のレノファ山口FCとは勝ち点1差に詰めている。次戦の第28節は25日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、17位のロアッソ熊本を迎え撃つ。キックオフは午後6時。
いわきは序盤から千葉に主導権を握られて我慢の時間が続いたが、前半は0-0で折り返す。後半からはシステムを変更し、自分たちのペースをつかむと、19分にMF山口大輝(26)が敵陣中央でこぼれ球を頭でつなぎ、FW谷村海那(26)がドリブルから先制点を奪取。谷村は直近4試合で5発を放ち、今季15ゴールとなり、リーグ得点ランキングの単独トップに立った。
さらに27分にはFW有馬幸太郎(23)がハーフウェーライン手前の自陣から駆け上がり、ペナルティーエリア手前でそのまま右足を振りぬいて追加点を挙げると、2分後にはDF堂鼻起暉(25)の敵陣左からのクロスがオウンゴールを誘って3点差に。守ってはGK立川小太郎(27)のビックセーブもあり、2試合ぶりのクリーンシートで、今季初の4連勝を果たした。
谷村は試合後、「前半は何もできず、いつもならば失点していたが、全員が耐えて後半に持ち込めた」と振り返った上で、温和な表情を浮かべつつ「自分が得点して勝つ思いに変わりはない。得点王をキープできるよう頑張りたい」と静かに闘志を燃やしていた。
(写真:先制点を挙げて喜ぶ谷村)
いわきFC