明治安田J2リーグの第35節として、8位のいわきFCは20日、アウェーのシティライトスタジアム(岡山県岡山市)で、5位のファジアーノ岡山と対戦し、1-2で敗れた。いわきの通算成績は14勝9分け12敗の勝ち点51。順位は前節と同じ20チーム中8位に付けている。次節は26日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきで、15位の水戸ホーリーホックを迎え撃つ。キックオフは午後1時50分。
いわきはJ1昇格プレーオフ圏内(3~6位以内)を懸けた大一番として、敵地に乗り込んだが、前半に昨季までいわきに所属したFW岩渕弘人(27)に2点を挙げられ苦しい展開に。後半はフォーメーションを変えて戦況の打開を図ると、11分に敵陣右で得たフリーキックから、MF山下優人(28)のゴール中央に鋭く巻く絶妙なボールに、ハーフタイムをはさんで投入されたDF大森理生(22)が頭で合わせて1点を返した。勢いの乗り猛攻を仕掛けるも、相手の堅守に阻まれて反撃は実らず4試合ぶりに黒星を喫した。
田村雄三監督(41)は試合後、「1点を返したところは良かったが、同点、さらに追い越しという点ではまだまだ課題だと思う。プレーオフの可能性が無くなったわけではないので、プロとしてお客さんが来てくれるからには全力で戦わなくてはいけない」と述べ、次節の本拠地での勝利を誓った。
(写真:得点を挙げて喜ぶ大森=右=と山下 Photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images)
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