衆議院選挙が近づいている。いわきを含む福島4区には新人3人が立候補し、し烈な選挙戦を繰り広げている▼27日の投開票まで残り4日となった今、候補者は市街地や商店街を中心に回り支持を訴えている。身近な選挙と言われる市長選や市議選とは違って、国政選挙だけに盛り上がりは今一つ。突然の解散総選挙に加え、石破総理が自民党総裁選で言っていたことが、ここにきて一気にトーンダウンしたこともあってか▼当初、予算委員会で議論を尽くした上で、選挙という話だったが、予算委員会は開かれず党首討論だけでお茶を濁す始末。これに対し野党からは一斉に反発の声が上がる。国民の人気が高かっただけに、有権者の間からは失望の声が聞かれる。こういったことが盛り上がりに欠ける選挙につながっているのではないか▼とは言っても棄権だけは絶対にしてはならない。国民の代表を選ぶ重要な選挙。投票を通して国民の声を国政の場に届けよう。