本格的な冬の到来前に ＮＥＸＣＯいわき管理事務所 除雪車の出動式

　本格的な冬の到来を前に雪氷対策作業の安全を期すため、ＮＥＸＣＯ東日本いわき管理事務所（中矢洋所長）は２３日、好間町北好間の同事務所で出動式を行った。
　同事務所では毎年、安心・安全に高速道路を利用してもらうため、降雪時季にあたる秋から来春にかけて交通確保に努めており、昨年は３５日間にわたり凍結防止剤の散布に取り組んできた。
　１１月１日から来年４月１５日にかけての１６７日の間、除雪車１４台を出動し、同事務所が管理する常磐道の勿来ＩＣ（インターチェンジ）―新地ＩＣ間、磐越道いわきＪＣ（ジャンクション）―三和ＩＣ間の計１２８・３ｋｍで除雪と防止剤の散布を行う。
　出動式には同事務所やネクスコ・メンテナンス東北いわき事業所の職員、県警高速隊員ら関係者約５０人が出席。神事を受け持った好嶋熊野神社（好間町上好間）の吉田定聡祢宜が清祓（ばら）い、玉ぐし奉天などを執り行い、中矢所長が「管内は比較的雪が少ないと言われているが、それゆえ備えが十分でない利用が考えられる。緊密に連携を取りながら、この冬を無事に乗り切っていきたい」と呼び掛け、田部淳一同隊いわき分駐隊長があいさつした。
　このあと神酒で除雪車を清め、中矢所長の発声で除雪車３台が勢いよく出動。関係者たちは冬場の高速道路で１件でもスリップ事故などがなくなり、安全に雪氷作業が行えるよう願った。
　（写真：勢いよく出動する除雪車）