明治安田J2リーグ第36節の2試合が26日に行われ、8位のいわきFCはホームのハワイアンズスタジアムいわきに、15位の水戸ホーリーホックを迎え撃ち、勝利を目指して激しく攻め立てたが、惜しくも1-2で敗れた。
いわきの通算成績は14勝9分け13敗の勝ち点51。残り2試合で勝ち点を積み上げてもJ1昇格プレーオフ圏内の6位には届かず、昇格争いから脱落した。次節は11月3日、IAIスタジアム日本平(静岡県静岡市)に乗り込み、清水エスパルスと対戦する。キックオフは午後2時。
試合が動いたのは、スコアレスのまま入った後半5分。右から突破を許すと、ドリブルから切り込まれて先制点を献上。1点を追いかけるいわきは後半30分、MF山口大輝(26)が中央からドリブルで持ち込むと、右サイドから駆け上がる後半投入のDF五十嵐聖己(22)にパス。絶妙なクロスを中央に上げると、FW谷村海那(26)が頭で合わせてスコアを振り出しに戻した。
勢いそのまま逆転を狙いゴールに迫ったが、わずか4分後、またも右サイドから崩されて勝ち越しのミドルシュートを決められてしまう。何としても同点に追いつきたいいわきは猛攻を加えたが、ゴールは遠かった。
田村雄三監督(41)は「皆さんの声援に応えられず残念。シンプルに力負けだった」と振り返り、「プレーオフ進出はなくなったが、応援してくれる方々のため、残り2試合もしっかりと前を向いていくだけ」と語った。
(写真:同点弾を決めて喜ぶ谷村=左)
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