いわきFC
いわきFC 最終節のホーム群馬戦は3-0 田村監督の続投も発表
サッカー・明治安田J2リーグの第38節(最終節)として、10位のいわきFCは10日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、20位のザスパ群馬を迎え撃ち、3-0で快勝した。いわきの最終成績は15勝9分け14敗の勝ち点54。順位は前節より1つ上げ、2年目のJ2は一ケタ順位の9位でフィニッシュした。目標としたJ1昇格プレーオフ進出はかなわなかったが、同じく掲げた勝ち点54以上は達成した。
今季最後の試合には5034人が詰めかけ、いわきは前半から積極的な攻撃を展開した。13分にMF加瀬直輝(24)が敵陣右からアーリークロスを上げると、MF山口大輝(27)が飛び込んで先制点を奪取。後半も勢いを維持し、33分にMF山下優人(28)の右コーナーキックから、山口が頭で後ろに流す技ありシュートで追加点を決めた。
44分には投入されたばかりFW熊田直紀(20)が左に抜けると、相手GKと1対1に。右から駆けてきたFW有馬幸太郎(24)がスルーパスを受け、そのまま押し込んで3点目を挙げた。有馬は今季10得点と二ケタに乗せた。
守っては今季限りでの引退を表明したGK田中謙吾(34)が、スタメンとしてクリーンシートでプロ生活を締めくくり、有終の美を飾った。
田村雄三監督(41)は試合後、「皆さんの応援がわれわれの力になりました。1年間、応援ありがとうございました」と感謝の気持ちを示した。
なおチームの運営会社・いわきスポーツクラブは10日、来季も引き続き田村氏が監督を務めると発表した。
(写真:試合後に今季限りでの引退を表明したGK田中を囲む選手ら)