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新人の坂本竜太郎氏(福島4区)初登院「ふるさとの課題克服に全力尽くす」
自民、公明の与党が過半数割れした衆院選から初めての特別国会が11日召集され、いわき市関係の新人議員も初登院した。
このうち福島4区(いわき市を含む浜通り全体)で初当選を果たした自民党の坂本竜太郎氏(44)=植田町=は、午前7時50分ごろ、福島県選出の国会議員では最も早く国会正門前に着いた。「厳しい戦いの中でも、地元の方々に送り出していただいた。その思いとともに、復興に向けては1秒たりとも空白が生じてはならないので、いの一番に登院した」と力強く語った。
選挙戦を通じ、原発処理水の海洋放出を安全・確実に完遂させることや、中間貯蔵施設に保管する原発事故による除染土の県外搬出の実現などを訴えた。国会議事堂を前に「課題の克服のために全力を尽くす」と誓う。
衆院選では自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、「政治とカネ」の問題が取りざたされた。「与野党含めてお金のかからない政治に取り組み、その上で必要なことに関しては国民の皆さんに理解を求めていく」と述べ、改めて政治改革に不断の努力で臨む決意を示した。
国会は父の故・坂本剛二衆院議員の秘書として、足しげく通った場所。初登院にあたり、剛二氏が使っていたベルトを身に着けたと明かす。まさに緊褌一番、代議士としての一歩を踏み出した。
(写真:登院ボタンを押す坂本氏)