国連の人材育成機関「国連訓練調査研究所(国連ユニタール)」は12月2日、いわき市に日本初となる「地域リーダー国際研修センター(CIFAL=シファール)」の拠点を整備するため、共同設置者の市と、東日本国際大などを運営する昌平黌と協定を結ぶ。
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興に加え、地域課題を解決する人材を育成する拠点で、市によると、来年5月ごろの本格始動を目指している。
当面の運営体制として最高意思決定機関の評議会を設け、名誉議長に国連ユニタール評議会の議長、元エクアドル外相のルイス・ガジェゴス氏が就く。共同代表は、議長を兼ねる内田市長と昌平黌の緑川浩司理事長に。副代表は元国連大使の星野俊也氏となる。
いわき市が選ばれた背景には、星野氏の妻・千華子氏が、2019(令和元)年に来市したことにさかのぼる。千華子氏は医療ソーシャルワーカーとして震災・原発事故の被災地支援を進め、同大福島復興創世研究所のプロジェクトにもかかわった。
(資料写真:いわき市役所本庁舎)
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