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磐城平城本丸跡地 来春「しろあと公園」供用開始へ 体験学習施設の愛称募集中
平字旧城跡の磐城平城本丸跡地について、市が来春にも「磐城平城しろあと公園」として供用を開始する。JRいわき駅北口に位置し、いわき市の歴史・文化に触れるとともに、市民の憩いの場とする狙いがあり、敷地内には体験学習施設を設け、城郭考古学者・千田嘉博氏(名古屋市立大教授)監修の城郭復元CGがお目見えする。
磐城平城は1603(慶長8)年から12年かけて、旧磐城平藩の初代藩主・鳥居忠政が城下町と合わせて整備したとされ、1868(慶応4)年の戊辰戦争によって落城した。
太平洋戦争後に磐城平城再建の機運が高まり、1965(昭和40)年に地元有志が工事に着手したが資金難でとん挫。長くそのままになっていたが、2008(平成20)年以降、まちづくりの観点から城跡の利活用が議論され始めた。
15年には東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興を目指し、平地区の商工関係者によるプロジェクトチームによって、22年ぶりに本丸跡地が一般公開されると、16年には市制施行50周年の記念事業として、巨大看板による「一夜城」が設置されて大きな話題に。
こうした動きを踏まえ、市は17年から公有地化を展開し、文化財調査を経て、22(令和4)年から工事を進めていた。
公園の広さは約1・52ha。入り口は3カ所で、メインの芝生広場に加え、憩いの広場や展望デッキもあり、公園の良好な景観との調和を重視しつつ、全体として品格ある「和」を基調としている。いわき駅北口からは、アプローチ階段でアクセスできる。
体験学習施設は平屋建ての広さ約225平方m。茶道や華道などの利用を想定した文化体験施設(約50平方m)、市内観光情報をタッチパネルで閲覧できる情報発信室(約20平方m)、磐城平城にまつわる「展示交流室」(約75平方m)を完備する。
城郭復元CGは高精細で、展示交流室の仮想現実(VR)シアターで見ることができる。監修した千田氏は〝お城博士〟として知られる第一人者で、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」の真田丸城郭考証者も務めた。県内関係では、今年8月に会津若松市の観光大使に任命され、鶴ヶ城の魅力を全国に発信している。
市公園緑地課では来年1月24日まで、体験学習施設の愛称を募集している。詳しくは<こちら>。
(写真:来春に供用開始を予定する「磐城平城しろあと公園」)
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