いわきFCは19日、明治安田生命J2リーグの第5節で、元日本代表のFW柿谷曜一朗(33)らを擁す徳島ヴォルティス(徳島)を、ホームのいわきグリーンフィールドに迎え撃つ。
前節はベガルタ仙台(宮城)との「東北ダービー」に臨み、前半挙げた虎の子の1点を守り切り、悲願のJ2初勝利をもぎ取った。
ホームでは2連敗と、あと一歩で勝利に手が届かない状況が続いているが、堅守速攻の持ち味を取り戻した前節の余勢を駆り、地元で初白星を上げたい。キックオフは午後2時。
ホーム初勝利に向け、意気込みを見せる男がいる。昨季はJ3MVP・得点等に輝いたFW有田稜(23)だ。
ベガルタ仙台との試合を終え、有田はミックスゾーンで、「ゴールを決められなかったのは残念だし、前回(ホーム・レノファ山口戦、●0―1)も決定力不足を指摘されていた中で、前線で得点できないのはよろしくない」と悔しさをにじませた。
仙台戦では惜しい場面もあり、「確実に点を取って、勝ちにつなげたい」と有田。敵地で厳しいプレスに遭いながらも、90分間止まらず走り続けたが、試合終了間際に、足がつるアクシデントに見舞われた。
「ぐりさん(村主博正監督)からは、最後まで絞り出せと言われているが、あと少し足りなかった」と、次こそは戦いを全うすると誓う。
サポーターからは、有田のゴールを期待する声が聞かれる。有田は「自分が決めて、勝利を届ける」と力強く宣言した。
いわきFC