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いわき駅並木通りの再開発 26日に住宅棟・市営駐車場などの引き渡し決定
JRいわき駅前で行われてきた「いわき駅並木通り地区第一種市街地再開発事業」について、住宅棟に当たる21階建ての免震タワーマンション「ミッドタワーいわき」をはじめ、駐車場・駐輪場棟が完成し、26日に引き渡されることが決まった。商業・業務棟の「63PLAZA(ロクサンプラザ)」は今年4月に先行オープンしており、順次テナントの入居が始まっている。
完成式典は本年度中に行われる予定で、市営の駐車場・駐輪場は26日午前11時に供用開始する。
今回の再開発にあたっては、いわき駅西側の国道399号(通称・並木通り)の沿道北側を巡り、細かく分かれた土地に老朽化した建物が立地し、駅に隣接する中心市街地でありながら、有効な土地利用が図られていない状況だった点が挙げられる。
東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の発生前から、土地利用のあり方が議論されていたが、2014(平成26)年に再開発ビル協議会が発足。17年に市街地再開発事業基本計画が策定され、本格的に事業が進み始めた。面積は約1・1haで、このエリアは従来「平字田町」だったが、新たに「平並木の杜」と名付けられた。
(写真:引き渡しが決まったタワーマンション=建物奥)