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いわき市のインフルエンザ 今季初の「警報レベル」に 週重ねるごとに感染拡大
県は25日、いわき市13カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの週ごとの患者数が、1医療機関当たり35・69人だったとして、今季初めて「警報レベル」(同30人超)に達したと発表した。いわき市のインフルエンザが警報レベルになるのは今年3月以来。
16~22日分の県感染症発生動向調査報告によると、いわき市では464人がインフルエンザと分かった。前週の198人から266人増えている。2週前は1医療機関当たり7・89人、前週は同15・23人で、いわき市で感染が拡大していることがうかがえる。県内全体では2608人に上り、同31・8人で同じく今季初の警報レベルに入った。
市保健所では感染対策について、新型コロナウイルス感染症と基本的に同じとし、発症・重症化予防のため予防接種を受けるほか、こまめな手洗い・手指の消毒、正しいマスクの着用、こまめな換気、室内の適度な湿度保持、十分な休養とバランスの良い食事を呼びかけている。
また例年12月から翌年3月まで、インフルエンザは流行するため、今後も状況を確認するよう求めている。
新型コロナウイルス感染症については、いわき市は52人。県内全体では599人となっている。
(資料写真:福島県庁)