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平商業 来春統合控え新高校のPR動画作成へ 初回はSNSの魅力など学ぶ
平商業高と四倉高が統合し、「いわき商業情報高」として2025(令和8)年4月に開校するのを前に、平商業高(佐竹建城校長)情報システム科の3年生20人は、後輩たちへの『置き土産』として、新たな高校をPRする動画作成の準備をスタートさせた。
本年度中には完成させてSNSなどで魅力を発信していきたいといい、18日には外部講師に招いたLOCO(平上荒川)の佐藤桃香代表取締役(24)の講義を受け、SNSの社会的な立ち位置や情報発信力、そしてどのような内容としていくかを漠然とながら思い描いた。
同校ではこれまでも、企業と連携して地域の魅力を発信する動画やコンテスト用の動画作品を制作してきたが、今回は「統合高校PR動画作成プロジェクト」と題し、新たな船出を迎える同校の魅力が伝えられるような動画を作る。
情報システム科の単元「ネットワーク活用」として4月から取り組んでいるが、動画を作る前段階として、まず学校を取り巻く環境や、自分たちが暮らす地域を知るために今回の講義に臨んだ。
講師を務めた佐藤さんは、福島高専専攻科のビジネスコミュニケーション学コースを修学中に、自社運用メディアによるPR支援、SNS運用代行・制作代行事業などを展開する会社を立ち上げた若き起業家。
現在は1万6千人を超えるフォロワーを誇るSNSアカウント「LOCO Iwaki」を運用し、若年層をターゲットに、市内の飲食店やイベント情報、デートスポット、自然界隈スポットなどを発信し続けている。
生徒たちは「いわきを楽しい街にするためには何が欲しい?」といったテーマでワークショップを実施。勉強する場所、同世代がコミュニケーションのために集える場所が街中にもっと欲しいなどといった意見を出し合い、今後のPR動画作成の参考とした。
(写真:佐藤さんのアドバイスを受ける生徒たち)