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錦小で伝統知る授業 国指定無形民俗文化財「御宝殿の稚児田楽・風流」を体験

 いわき市唯一の国指定無形民俗文化財「御宝殿の稚児田楽・風流」の体験授業が18日、錦小体育館で行われた。御宝殿の稚児田楽・風流は、同校わきに立つ御宝殿熊野神社の祭礼で継承されており、県内唯一の貴重な稲米儀礼の古典的な舞いとして知られている。
 祭礼にあたっては、豊作祈願にささらを鳴らすざらっこ(稚児田楽)、豊年感謝の獅子舞などを披露。今年も海の日に合わせ、7月20、21日に祭礼が執り行われるため、市では子どもたちに向け、地元の伝統を知ってもらおうと体験授業を企画した。
 体験授業には3年生53人が参加。御宝殿熊野神社稚児田楽・風流保存会の11人と、同神社の下山田大膳(治美)宮司らが講師を務めた。同会は2023(令和5)年度、長年の振興・継承が評価され、文部科学大臣地域文化功労者表彰に輝いている。
 子どもたちは会員の手ほどきを受けながら、ささらやほこ竹、太鼓のばちを手にし、その独特の音や表現に理解を深めた。下山田宮司は「祭礼を控える中、こうして地域の文化に触れてもらえることはうれしい」と話していた。
 (写真:ささらの扱い方を学ぶ子どもたち)

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