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いわき市民美術展覧会開幕 書の部は平・山川榮雪さんに市長賞
市民が制作した作品を公開展示することによる創作意欲の向上、本市の美術文化振興などを目的にした「第54回いわき市民美術展覧会(市美展)」が7日から、市立美術館で始まる。同展覧会運営委員会、市教委、市文化協会、同館主催。いわき民報社などの後援。
初日は「書の部」がスタートし、会期は16日まで(10日休館)。入場無料。展示に先立ち、審査会が行われ、市長賞に会社員山川榮雪さん(年齢非公表)=平=の「五言律詩」、市議会議長賞に自営業斉藤福庵さん(53)=郷ケ丘=の「三字句」、市教育長賞に主婦西恵美子さん(年齢非公表)=四倉町=の「古今和歌集」が選ばれた。表彰式は9日午前11時から、同館2階ロビーで行われる。
「書の部」は一般応募115点(うち青少年49点、前年比15点増)、招待出品22点(前年比同)の計137点を紹介している。審査には書家の芳賀二葉、滝翠嶺、臺麗子さん=いずれもいわき市内在住=があたり3賞、佳作、特別賞(青少年賞・20歳未満)を選んだ。同展の開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。
会期中の催しは、9日午前11時から「審査員による作品解説会」(書の部会場)申し込み不要、同午後1時半から「石川大湲講演会『書・画と文房具の話』」(1階ロビー)。対象は高校生以上、定員20人。申し込みは同館=電話(25)1111=まで。無料。
11日午後1時半から「高校生による書道パフォーマンス」(いわき秀英中・高書道部)。16日午後1時半から「同」(磐城高書道部、磐城桜が丘高書道部)。いずれも2階ロビー。申し込み不要。
続く「絵画・彫塑の部」展示は21日~3月2日、「陶芸の部」「写真の部」は3月7~16日。
(写真:市長賞に選ばれた山川さんの作品)