ニュース
いわき市議会2月定例会 代表質問初日から 財政、いわきFCなど
市議会2月定例会は25日、代表質問が始まった。紙面から初日の主な市の答弁を紹介する。
<今後の財政に関する考えを示せ>
内田市長 本年度の予算編成にあたり、市税収入が520億円、一般財源の総額が920億円を超え、いずれも過去最高となった。また2001(平成13)年の制度創設以来、初めて臨時財政対策債が発行されず、予算総額は東日本大震災の集中復興期間を除き、過去最高となる1500億円超の規模とした。長期的な視点に立ち、持続可能な財政運営の礎を築き上げていく。
<小・中学校の防災教育の取り組みについて>
松島良一危機管理部長 東日本台風の教訓を踏まえ、好間中では防災に重点を置いた教育が行われており、一昨年の水害では生徒が実際の避難所運営に携わった。この取り組みを契機に、四倉中や小名浜二中、豊間小でも広がりを見せている。
<子どもの権利理解促進に向けては>
長谷川政宣こどもみらい部長 市では来年度、クイズ形式の子どもの権利ドリルを作成し、市内全小学生に配布することで、認知度向上に努める。
また新たに小学生向けの出前講座を開講し、授業の中で子どもの権利について学ぶ機会を創出する。その上で大人も含め、地域社会全体で共有できるようにしていく。
<DV(ドメスティックバイオレンス)被害者を含め、困難な問題を抱える女性への支援は>
長谷川政宣こどもみらい部長 市は来年度、こども家庭課内に「家庭相談係」を設置し、現在2カ所に配置している女性相談支援員を集中配置することで、相談支援体制を強化していく。
<ナショナルサイクルルート指定に向けた取り組みは>
赤津俊一観光文化スポーツ部長 いわき駅南北自由通路に路面表示や自転車組み立てスペースなどを整備するほか、サイクルステーションでのレンタサイクルに対する補助を実施する。
またいわき七浜海道を活用したサイクルイベントを、ふくしまデスティネーションキャンペーンと連携して3回開催する予定。いわき駅といわき七浜海道を結ぶ「新川・夏井川ルート」の整備も行う。
<サッカー・J2いわきFCによるスタジアム整備計画との関わり方は>
内田市長 運営会社のいわきスポーツクラブは、民設民営を前提に整備を考えている。いままさに知恵を絞っている段階で、市は同社から随時報告を受けており、必要な協議を進めている。
(資料写真:いわき市議会)