平安時代後期の武士・源義家に焦点を当てた市勿来関文学歴史館のテーマ展「描かれた源義家」が3月31日まで、同館で行われている。
後三年の役で勿来の関を通る際に詠んだとされる和歌はいまも地域住民の心に根付き、その勇ましい姿は銅像として、勿来の関、JR勿来駅前に立つ。
武家社会の英雄で神格化された義家は人気の画題として、名だたる画家が作品に残しており、今展では同館が開館以来収集してきた掛け軸、武者絵を集めた葛飾北斎の版本など約20点を解説とともに展示している。
このほか、勿来を拠点に創作活動を続けている画家でイラストレーター金澤裕子さんが描いた、いわきFCマスコットキャラクター「ハーマー&ドリー」が義家に扮(ふん)したイラストも飾られた。
3月9、20日には学芸員が展示内容を解説するギャラリートークもある。両日午後2時~。開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。問い合わせは同館=電話(65)6166=まで。
(写真:開催中の源義家を扱ったテーマ展)
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勿来関文学歴史館 源義家テーマに多彩な作品展示 3月31日まで
