ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は8日、12日にオープンを控える里山の自然を再現した新エリア「わくわく・はじまりの森」の関係者向け公開を行った。
約5千平方mの敷地には、ホンドタヌキやホンドフクロウ、メダカ、カエル、サンショウウオなど約50種類・120点超の生き物がすんでおり、県内で暮らす魚や昆虫、ほ乳類などを紹介する約200mのトンネルに加え、小さな子どもが川遊びできる場所が用意され、五感で自然環境を楽しめる。
関係者向け公開には、小名浜のわかぎ幼稚園から年長児29人が招待され、ひと足先に『わくわく』する時間を過ごした。
新エリアの前身は屋外展示エリアの「わくわく里山・縄文の里」で、2015(平成27)年の開館15周年を記念して整備された。
従来はトンネルから里山の自然を眺めるのみだったが、来館者の意向や開館25周年に合わせ、自然に溶け込んだ生き物を観察できる空間に。里山は水石山や夏井川渓谷をモデルとしている。
同館飼育展示統括部長で、新エリアのプロジェクトリーダーを務めた神田武志さん(56)は「生物多様性について理解が深まるよう、さまざまな生き物に出会える場所となっている。最近では自然と触れる機会が減っていると聞くので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と話している。
(写真:生き物のすみかを観察する子どもたち)
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アクアマリンふくしま 12日に新エリア開業 五感で自然環境楽しもう







