福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報等をお届け

ニュース

高校野球 いわき光洋が磐城を下す 福島高専、磐城桜が丘、いわき総合・平商は涙

 第107回全国高校野球選手権福島大会(県高野連など主催)第3日の12日は、県内5球場で1回戦10試合が行われた。
 いわき勢は連合1チームを含む6校・5チームが登場。初戦からいわき勢同士の対戦となったヨークいわきスタジアムの第2試合は、いわき光洋と磐城がガップリ四つに組んだ接戦となり、いわき光洋が4―3で辛くも逃げ切った。
 白河グリーンスタジアムの第1試合では福島高専が序盤こそ粘りを見せるも、中盤から失点を重ねて2―16の七回コールド負け。いわきと会津の旧女子高校同士が顔を合わせた第2試合では、磐城桜が丘が葵に初回から集中打を浴びて反撃及ばず3―15の七回コールドで敗れた。
 ヨーク開成山スタジアムでは第2試合にいわき総合・平商の連合チームが福島西と対戦。四回の5失点が重くのしかかり0―6で完封負けした。
 ■     ■
 いわきの強豪校同士が、慣れ親しんだ地元ヨークいわきスタジアムを舞台に繰り広げた2時間22分の手に汗握る濃密な試合。3―3で迎えた大詰めの八回裏、いわき光洋が1死一・三塁の勝ち越し機に四番・斎藤大智(2年)が初球のストレートを中前に弾き返して三塁から檜山裕太(3年)を迎え入れた。
 最終回、磐城も諦めず1死二塁の同点機をつくって粘る。しかし最後は七回から無失点救援した矢口琉久(同)が反撃を断ち、右手を突き上げて捕手の八島真生(2年)と抱き合った。
 先発して同点にされた六回途中まで投げたエース松本翔(2年)は、緊張の糸が切れたように泣き崩れ、チームメートに抱えられて歓喜の輪に加わった。
 それほどピンチとチャンスが何度も交錯する息詰まる熱戦だった。春季県大会出場権をかけた支部代表決定戦では磐城に1―2で惜敗している。
 ふだん選手を厳しく評価する紺野勇樹監督も試合後は「最大の称賛に値する。(まだ試合は続くが)これまでの苦しみが報われた」と感無量の表情。松本翔についても「相手打線が狙いを変えてきたのでバッテリーも組み立てが難しかった。エースとしての重圧もあった」とねぎらった。
 四番の仕事をきっちり果たした斎藤のバットはこの日下ろしたばかり。「春はぼくが打てなくて負けた」ことから、納得がいくまで毎日、振り込みの居残り練習を1時間ほど続けた。
 次戦は紺野監督の母校でもある白河が相手。主砲は「絶対打てるといういいイメージをもって臨みたい」と意欲を燃やしていた。
 (写真:いわき光洋の四番を務める斎藤)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

カテゴリー

月別アーカイブ

広告バナー(常光サービス)
More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP