市は1日、本年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、いわき市の平均正答率等(速報値)を公表した。いわき市の全国学力テストは4月14~17日、小6(59校・2461人)、中3(34校・2232人)を対象に行われた。
小学校は国語が66点(全国66・8点)、理科は57点(同57・1点)とおおむね全国平均と同じだったが、算数は56点(同58・0点)とやや下回った。
中学校は国語が52点(同54・3点)、数学は44点(同48・3点)と全国平均を下回る。理科はIRT(項目反応理論)方式によるスコアで490点(同503点)と大きく変わらなかった。
市教委ではこの結果を踏まえ、学校訪問時に「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善を伝え、教職員の意識改革に努める。
また学力向上アドバイザーによる全校訪問や、多角的に学力を示す「学校カルテ(学校・学級ダッシュボード)1・0」を活用した研修などを通じ、学校・学級ごとの強みや課題の分析によって、具体的な取り組みを支援していく。引き続き県独自に実施している「ふくしま学力調査」や、市独自のアンケート(I―SUS=アイサス)のデータとの連携も図る。
(表:いわき市、県、全国の平均正答率等と傾向=市公表資料より)
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いわき市は小学算数、中学国語・数学が課題 全国学力テストの速報値公表






